◆東京芸大における舞台芸術コラボレーション

 
能楽師 野村四郎  東京藝術大学における
舞台芸術コラボレーション

和楽の美 ~邦楽叙事詩「スサノヲ」~
 演奏芸術センター公演の邦楽総合アンサンブル第四回は、日本神話の世界を採り上げ、多くの神の中からスサノヲに焦点を当ててみました。荒ぶる神スサノヲの話は、「古事記」「日本書紀」「出雲風土記」などに出て来て、強烈な印象を与えますが、詳細不明のところが多い神になっています。
 今回の公演で今までと少し異なるところがあります。それは邦楽演奏の方にやや重点を置いたことです。「天地創造」から「天の岩戸」「オロチ退治」、終曲はスサノヲを祀る現代の祭で構成された音楽によって締め括ります。
 奏楽堂の舞台では、上段を高天原、下段を根の国出雲に見立て、真ん中に天と地を結ぶ道が作られています。この舞台空間に、能狂言・日本舞踊・舞台美術の創造とが相俟って、神話の世界が展開されます。
日 時    :2005年5月6日(金)  18:30開場  19:00開演
会 場    :東京芸術大学奏楽堂(大学構内)
入場料    :2,400円(全席自由)
主 催    :東京芸術大学演奏芸術センター
        東京芸術大学音楽学部・美術学部
協 力    :シーアイ化成株式会社
        丸茂電機株式会社
        ウシオライティング株式会社
スサノヲ   :武田孝史
アマテラス  :吾妻節穂
アメノウズメ :花柳寿美
オモイカネ  :野村万蔵
タジカラヲ  :野村小三郎
クシナダ   :吾妻節穂
アシナズチ  :花柳寿美
テナズチ   :野村四郎
語り部    :関根知孝
作 曲    :山本邦山
       :東音大塚睦子
       :安藤政輝
       :萩岡松韻
節 付    :武田孝史
       :関根知孝
作 調    :望月太喜雄
振 付    :花柳寿美
演 出    :実相時昭雄
脚本・構成  :千野喜資
舞台美術   :伊藤隆道
衣 装    :小日向千秋
照 明    :牛場賢二
舞台映像   :馬場美次
舞台監督   :寅川英司

和楽の美 ~邦楽劇「賢治宇宙曼荼羅」~
日時2004年5月7日(金)
18:30開場
19:00開演
会場東京芸術大学奏楽堂(大学構内)
入場料2,400円(全席自由)
共催東京芸術大学演奏芸術センター
東京芸術大学音楽学部
演奏芸術センター企画公演
邦楽総合アンサンブル
邦楽劇[賢治宇宙曼荼羅]
宮沢賢治作
「春と修羅-種山ヶ原・原体剣舞連」
「双子の星」「よだかの星」「竜と詩人」より
              
賢治-チュンセ童子金子あい
とし子-ポウセ童子東の宮美智子
大烏-彗星-鯨野村小三郎
蠍-海蛇-語り手野村与十郎
海蛇王-剣舞踊り手五篠雅之助
大竜チャーナタ野村四郎
詩人スールダッタ武田孝史
作曲山本邦山
東音大塚睦子
安藤政輝
萩岡松韻
常磐津文字兵衛
松下功
野村四郎
東音赤木直明
武田孝史
関根知孝
作調望月太喜雄
舞台企画野村四郎
舞台美術伊藤隆道
舞台映像馬場美次
衣装山下了是
細田ひな子
照明山口暁
舞台監督寅川英司
構成・演出笠井賢一

演奏藝術センター企画公演―邦楽科企画・邦楽総合アンサンブル研究―
創作
 
竹取物語~物語の出で来はじめの祖~
能舞 相聞
日時2003年5月3日(祭・土)
13:30開場
14:00開演
会場東京芸術大学奏楽堂(大学構内)
入場料1,800円(全席自由)
主催東京芸術大学演奏芸術センター
制作・著作東京芸術大学
協力シーアイ化成株式会社

 
創作 竹取物語~物語の出で来はじめの祖~
かぐや姫野村四郎
竹取の翁野村万作
庫持の皇子野村武司
大納言大伴御行恩田 亘
中納言石上麿呂野村小三郎
武田孝史
天人の王大橋萬寿子
語り手金子あい
脚本・構成・演出笠井賢一
舞台監督寅川英司
舞台美術伊藤隆道
舞台企画野村四郎
音楽監督山本泰正
作曲増渕任一朗
安藤政輝
藤原睦子
赤木直明
鈴木淳雄
作調三浦正義
総合企画實相寺昭雄
邦楽企画増渕任一朗
  
能舞 相聞SOUMON
作詞芥川龍之介
作舞野村四郎
作曲(箏)増渕任一朗
作曲(尺八)山本泰正
作調(小鼓)三浦正義


「竹取物語」
 竹取の翁が竹林で見つけた光り輝く小さな子は、たちまち成長し美しい姫となり、かぐや姫と名付けられた。かぐや姫は、多くの男性の求婚を難題をだして退け、帝の求愛も受け入れることなく、八月十五夜の月の使者に迎えられ、嘆く竹取の翁と帝を残し、月世界へと去っていく。
 日本人の誰もが、幼い頃から心を動かされて来た、かぐや姫、竹取の翁の物語。
 『竹取物語』 は 『源氏物語』 のなかで 「物語の出で来はじめの祖」 といわれた物語文学の始源であり、日本の文芸・芸能に深い影響を与え続けています。
 この物語のなかには 「天人羽衣説話」 「小さ子説話」「求婚難題説話」 といった民族の心根に深く刻まれた説話が込められています。天上界と地上界を包み込み、人間の魂を揺さぶる崇高さ、別離の悲劇性と同時に、人間の愚かしさ、喜劇性も描いた、スケールの大きな物語です。
 邦楽の多様なジャンルが共同して一つの作品を創りあげるという新たな企画が昨年『熊野の物語』 で実現しました。今回はそれを創造的に推し進め、各ジャンルの独自性をもちながら全体として統一感をもった音楽によって、狂言と能、そして日本舞踊のそれぞれのもつ特質を生かし、さらに美術がその世界を包み込みます。音楽と演劇と美術が三位一体となって、日本人の財産である 『竹取物語』 を斬新な音楽劇として創りあげます。

演奏藝術センター企画公演 和楽の美 藝大21
新曲「浦島」 原作 坪内逍遥 本邦初演
          

             
このページは東京芸大のサイトから引用して編集した(伊達美徳)
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